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日常感じている触感とは?

「今日さわったものの触感を思い出してください」と聞かれたら、なにを思い出しますか?

ぱっと鮮明に思い出せるものがあれば、かなり意識してさわったもののはず。例えば、ネコ好きだけど飼っていない人がペットショップでネコをたくさんさわってきたこととか。

一方、ぱっと思い出せるほど意識してさわったものはなくとも、日常の生活の中でわたしたちは常に何かしらに触れていますよね。そしてそうやって触れているときにはその触感も存在しているはずです。

これらを分類すると、前者は自分が意識して感じている触感、後者は意識せずなんとなく感じている触感ということができます。

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そして、この日常生活でめぐりあう触感というのは、この後者のほうがダントツに多いはず。たとえば朝起きたときだけでも、布団やシーツに触れ、目をこする手の感触や、立ち上がるときに床に触れる足の感触…等々。わたしたちはこの調子で一日中何かに触れまくっており、そのたびにさまざまな触感にめぐりあっています。


触感の好き嫌い

ここで、触感の好き嫌い、ということを考えてみます。前者のネコをなでる感覚は、たいていの人が好き、と感じているのではないでしょうか。では、後者の無意識に感じる触感に対し、わたしたちは同じように何かしらの好き嫌いを感じているのでしょうか。

例えば、下の写真のような場面で自分がなにを感じるか。普段は強く意識することはないかもしれませんが、あらためてここで自分の心に深く踏み込んでいってみるとどうでしょう。

Gate.jpg

歩きながらついついこういう柵に手を当ててしまった経験は、だれもが一度はあると思います。このとき手に連続して柵がぶつかってくる感触、普段はあまりなんとも思わない(思えない)かもしれません。

でもじゃあなんでついついやってしまうんでしょうか。ついついやってしまうということは、なんとなく好き、ってことなんじゃないでしょうか。心の奥底に、この柵の感触はいい感じかわるい感じか、あえていうならどっちか、と聞いてみると、それは「いい感じ」なのではないでしょうか…?

この「なんとなくいい感じ」というものが、無意識に感じている触感に対し、無意識に感じている好き嫌いなのだと本コーナーでは考えています。普段の生活では意識の下に埋もれがちだが、この無意識の触感の好き嫌いはあらゆる場面にたくさんひそんでいます。

これらの埋もれているたのしい触感をあらためて意識し、コレクションして楽しもう、というのが「さわるたのしさ」のコンセプトです。身のまわりの世界をあらためて見つめなおしてみると、今まで意識していなかったたのしさが満ちあふれているのです(ちょっとかっこいいこと言った)。

*「さわるたのしさ」と聞いてけしからん想像をした方は後で生徒指導室に来るように。決してハレンチな集いではありません。



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好きなのび太の名言は、「あったかいふとんでぐっすり寝る、こんな楽しいことがあるか!」(てんとう虫コミックス 第6巻)
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